頂いたのはこれ!「プロトタイプ」と言うことで詳細は不明です。
USBプラグ、基盤側とのコネクターが最初から装着されてる完成品なので、マウスを分解してケーブルの入れ替えですぐに使えます。今回使用するFinal Mouse向けにカスタムしてもらってあります。
私がマウスを購入後に最初に行う作業は、ケーブルの巻癖やヨリをほぐすことですが...この「プロトタイプ」はパラーコードなので巻癖は皆無です。
「プロトタイプ」で使用しているパラコードのメーカーは不明です。下のパラコードは私が購入した中国メーカー製です。径は同じくらいかな?表面の素材は「プロトタイプ」の方が若干柔らかいような気がします。
アップにしてみました。編み方が少し異なるかな?
TDKのフェライトコア付き。
黒いケーブルはRoccat Tyonのケーブルで手前が「プロトタイプ」です。実際にマウス用に加工されたパラコードを手にしたのは初めてなのですが...とにかく柔らかい!なんか柔らかすぎて感動してしまったww
今回換装するFinal Mouse Sunsetエディション。欲を言えば同じオレンジ系のケーブルか補色の青系なんかを使えばイイ感じになるかも?
これがオリジナルのケーブルです。一度箱から出しただけでほとんど使ってないので、巻癖などはほぐしてありません。
並べててみる。
事前にHID-LabsさんからFinal Mouseの分解時に注意すべき点を教えていただいてるので、久しぶりのマウス分解ですが上手くできそうです。注意点としては...
- 固定用ネジの位置(マウス手前側ソールの下にネジがある」
- トップカバーを外すときにマウス前面の爪と爪を引っけるパーツの破損に注意」
- カバーのはめ込み時にコツがいる」
ソールは再利用するので丁寧に時間をかけて剥がしました。
トップカバーはここまで空きますがこれ以上はマウス前方の爪がロックされてるので、外せません。真上に外すのではなくこの位置から右へ30度くらい?の角度でスライドさせるって感じですね。
トップカバー側の爪受け部。
マウス本体側の爪部。トップカバーを真上に引くと多分折れますね、でもほとんどのマウスはこんな感じの造形かなぁ?
折角なのでマウス側の画像も撮って置こう。
ケーブル固定部。
基板は4隅の爪で固定されてるのかな?
PMW3360の刻印が見えます。なんか左端にハンダの跡があるけど?これって基板上のハンダ付け時にはんだを落とした?
基板下のケーブルはこんな感じで少し浮かせて外せます。(正しくは基板を外してからの方が良いのかも)
あとはコネクターを外します。心線が断線しないようにプライヤーとかで摘まんで上方向にゆっくり外す~
オリジナルの心線は5本、「プロトタイプ」は4本だけど、真ん中の黒はシールドかな?
コネクターを装着してそのあとはケーブル本体を基板の下に這わせます。この辺少し浮くのでトップカバーに干渉しないようにしないとね。
トップカバーをはめ込むのに少し時間がかかりました。左右の爪を同時に爪固定部にはめ込むのがちょっと難しい。そんなわけで換装終了です。この後左右のクリック確認と通電させて問題なく動作するのを確認しました。
先人達の真似です。
ケーブル接続箇所も「プロトタイプ」の工作精度が良いのかグラつくこともなくしっかり固定されています。
こんなことができるのもパラコードならでは...
マウスバンジーとうまく組み合わせると机上での取り回しは最高ですね。無線系マウスとほぼ同じ感覚でマウス操作が行えます。ただケーブル外皮は柔らかすぎてマウスバンジーの固定用溝に這わすのが難しいかも?無理にはめ込むと心線にダメージがあるかもしれない。
今回初めてパラコード仕様のマウスを操作してみましたが、ケーブルの煩わしさから解放されるっ!て思うほどその存在を感じさせないパラコード仕様のケーブルにただ驚くばかりです。パラコード自体は剛性のある外皮だと思うのですがもしかしたら、通常のビニールやメッシュ系ケーブルに比べて裁断するような力が加わると少し不安な気もします。でもこの快適なマウス操作を一度覚えてしまうともう、元の通常ケーブル仕様のマウスを使う気になりませんね...
「プロトタイプ」と既発品の違いは既発品を所持してないのでどのような差異があるのかわかりませんが、いつかパラコートケーブルの比較などできたら良いかなと思ってます。HID-Labsさんの製品はUSBプラグ、コネクター等取り付け済みの完成品なのでマウスを分解できるスキルのある人には簡単にパラコード化できる良い製品かなと思います。
最後に「プロトタイプ」を提供してくださったHID-Labsさんに感謝します。
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